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August   2006

2006 / 8 / 30 ( wed )
晴れ

いっちゃん逝く。

 午後、劇場の事務所で作業中「いっちゃん亡くなったそうですよ」とY。新聞社の人から連絡があったそうだ。喉に何かを詰まらせてそのまま息を引き取ったらしい。昨日まで桜坂のあたりを丸めたチラシを手にウロついていたのに、あっけないものだ。その知らせを聞いて、何だかどんよりとした一日に。

 いっちゃんとの付き合いは90年代のはじめ頃から。93年に彼の大切な居場所だったジァンジァンがなくなって、その後リウボウホール、桜坂劇場と、足繁く通ってくれた。いっちゃんが来ると客席がいっぱいになるという神通力の恩恵にあずかった記憶はない。でも何となくそこにいることがあたりまえで、やってくれば入口は顔パスだった。話をすると意外と饒舌で、弁当や飲物をうまそうに口にした。時々他所の劇場で、顔パスで入れてもらえなかった芝居などがあったりすると、涙ながらに怒りをぶつけてきたりという一面があったりもした。見た目はちょっと怪しいオジィだが、打ち解けるととても人間的な人だった。
 少し時間が経てば、いっちゃんのこともハマのメリーさんのような都市伝説の一つとして語られることになるのかもしれない。でも去年から劇場を始めた僕らにとって、いっちゃんは「伝説」というよりまさに「リアル」な存在だった。新しいスタッフからは、お金も払わないある種の挙動不審なオジィを素通りさせることに疑問の声が上がった。粗相が重なるたびに椅子を取り替える必要も生じた。ほかにももろもろ…。いっちゃんを通し浮かび上がる課題と向き合いながら、誰でも受け入れられる劇場を目指して舵はきられていた。物理的なバリアフリーよりも、心理的なバリアを壊していくことの大切さ。そんなことを教えられた。
 心からご冥福をお祈りします。合掌。

 夜、「BRATTO BAR KARACARA」で、劇場の夏の慰労会&新たな一歩を踏み出すスタッフの送別会。やっぱりどんよりとした気分で、二次会のカラオケはパスして、蟒蛇Mと桜坂のバー「別館」へ。一次会で食べ過ぎて気持ちが悪く、蟒蛇Mを前にグレープフルーツジュースばかりを飲む。



2006 / 8 / 25 ( fri )
晴れ

 久茂地の「黒うさぎ」で奄美の黒糖焼酎を、与論島の「有泉」から順番に島を北上するように飲んでいく。沖永良部、徳之島、喜界島まで。牧志の「四月の水」に移動してギネスを1杯奢られて、隣りの「JULY」で、ラムをロックで飲む。終着駅は桜坂の「smoke」で、泡盛。
 奄美、アイルランド、キューバ、沖縄。島巡り気分で酔い潰れた夜でした。


2006 / 8 / 24 ( thu )
コザへ。

晴れ

 お昼、コザへ。桜坂劇場のメンバーと待ち合わせてFMコザで、パーソナリティの宮嶋真一さんと会う。さらに、沖縄市民小劇場あしびなーを訪ねて、玉城満さんをはじめとするスタッフとミーティング。
 10月3日(火)〜5日(木)、あしびなーで、「ホテル・ルワンダ」を上映することになった。うまくいけば定期的な上映会にしていきたい。


2006 / 8 / 20 ( sun )
疲れた顔
曇り

 午後、アン・サリーさん一家を空港へ送る。車中、「(昨夜のライブを聴いて)どこか直した方がいいところはないでしょうか?」なんて、聞かれるが、そんなものあるわけがない。「とりあえず、なるべく早くまたライブをやってください」とお願いする。
 パレットくもじのイベント会場へ。ブッキングをお願いされていたFECのお笑いコンビ「すぱるたいんづ」のライブに立ち会う。
 それにしても、昨日から会う人会う人に「痩せた、痩せた」と言われる。でも体重は全然変わっていない。おそらく、ここ半月ほどの怒濤のような日々で、よほど疲れた顔をしてるんだなぁ。
 とりあえず大きなピークは越えて、少しはゆっくりできるので、夕方新都心のシネコンへ映画をみにいく。上映時間の関係で「united 93」をみる。悲劇的な結末がすでにわかっているだけに、結構しんどい感じだった。



2006 / 8 / 19 ( sat )
アン・サリー at 桜坂劇場
晴れ

 桜坂劇場にて、アン・サリーさんのライブ。今夜も笹子重治さんとのデュオ。アン・サリーさんの沖縄初公演ということもあってか、チケットが早々に売り切れてしまった。ただ、今回は笹子さんとのデュオということで、ステージを小さくして座席を増席。当日足を運んでくれた人は、何とか聴いてもらうことができた。
 ライブはもちろんサイコー。アン・サリーさん自身も心地よい泡盛の酔いにまかせて、とてもリラックスしたステージだった。終演後、CDを買っていただいた方のためにサイン会を延々とやっていただく。

<1部>
1.over the rainbow
2.Honey Suckle Rose
3.Dindi
4.夜来香
5.All I want
6.風は海から
7.haven't we met
8.こころ

<2部>
1.椰子の実
2.アフリカの月
3.黄昏のビギン
4.Emoldurada
5.蘇州夜曲
6.Amenina Danca
7.夏のおもいで
8.胸の振り子

<アンコール>
1.Do you know what
2.I wish you love

 泊の「ちぬまん」で打ち上げの後、アンさんたちと別れて「四月の水」に移動。午前3時まで。




2006 / 8 / 18 ( fri )
旅する歌声

晴れ

 お昼過ぎ、那覇空港にアン・サリーさん、笹子重治さんを迎えにいく。そのまま那覇港の「嶺吉食堂」へ直行しててびち&煮付け。相変わらずのボリュームで味もよくて大満足。地元にいながら、笹子さんが沖縄に来る時にしか出かけないんだよなぁ。
 夜、桜坂劇場にて、松田美緒さんのライブ。笹子重治さんとのデュオ。さまざまな引き出しをもった魅力的な歌声。リスボン、カーボ・ヴェルデ、リオ、波照間、サラエボ…。彼女の歌声は、一瞬のうちにいろいろな土地に連れてってくれる気がする。
 ホールのドアの外は、「かもめ食堂」の最終日と重なって、多くの人でごった返す。



2006 / 8 / 16 ( wed )
締切

晴れ

 月末発行の「カラカラ」の締切に忙殺される。連日、明け方の帰宅。明日には何とかなるだろうか…。


2006 / 8 / 13 ( sun )
world music , world peace
曇り時々雨

 OPA屋上のClub mnDで、イベント「World Music ,World Peace」のお手伝い。来年、辺野古で行われる予定のピースコンサートのためのイベント。当初、屋外のステージも使う予定だったが、雨のため室内だけの開催に。場内には辺野古の現状を伝えるブースが並ぶ。出演は、仲村奈月、Shaolong to the sky、内海洋子バンド、ドーナル・ラニー&アンディー・アーバイン、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカ、カチンバ1551といった面々。開催までの時間がなくて、動員を心配したが、まずまずという感じだった。本当はもっと多い方がいいんだけど。



2006 / 8 / 12 ( sat )
sence of humor

晴れ

 モッズにて、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット2日目。いっぱいのお客さん。オープニングアクト仲村奈月&仲宗根創。登川誠仁さんの数少ない直系の弟子である二人。仲宗根くんはまだ18歳。とてもあどけない雰囲気なのだが、歌はうまいし、喋りも楽しい。唄と三線だけでなく、ユーモアのセンスもしっかりと受け継いでいるみたいだ。

2006 / 8 / 11 ( fri )
モノノケ at 桜坂劇場
晴れ

 蒸し暑さも極限状態という感じだ。
 先日、八重山商工の試合を見ていて気づいたのは、八重山側のアルプス席には、世代もバラバラの色んな人が座っているということ。相手側のスタンドは、制服姿の高校生ばかりが目立っていた。思うに、沖縄はまだまだ熱いけれど、高校野球の県代表を地域全体で盛り上げようという気分は、昔に比べると随分薄くなってるようだ。
 桜坂にてソウル・フラワー・モノノケ・サミットのライブ。八重山商工のアルプス席のように、老若男女、大勢のお客さんに集ってもらえた。ゲストは大城美佐子さん。世代を越えて楽しめる音楽、ライブって意外とないものだが、モノノケのセンスと毒と尖り方は、ある種の感情を抱えている人なら世代を問わず誰にでも通じるもので、とてもよい雰囲気に。「ヒヤミカチ節」で踊りまくって入れ歯を飛ばしたというおじいの話は、何だかとても嬉しかった。そんなに楽しかったんだ。大城美佐子さん。その完璧な佇まいにやられてしまいました。
 終演後、竜宮通りのおでん屋「うらわ」で打ち上げ。桜坂界隈のおでん屋といえば「悦ちゃん」なのだが、どういうわけかここ半月以上クローズしていて、心配している。「清ちゃん食堂」もなくなってしまったし…。

2006 / 8 / 10 ( thu )
中川さん

晴れ時々雨

 午後、桜坂劇場で、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの中川敬さんと待ち合わせ。会うのは3〜4年ぶりぐらいか。それまでは取材だったが、今回はライブ。
 一時期、ソウル・フラワー・ユニオンを沖縄へ招聘しようと動き回っていた時期があったことを思い出す。ユニオンは未だ実現できていないが、今回のモノノケが、いい形でつながるといいなぁ。ちなみに11月にはユニオンのアコースティック部隊、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンのライブも決まった。
 中川さんにはいい具合の尖り具合で、FMなはの田村邦子さんの番組に出演してもらった。


2006 / 8 / 7 ( mon )
「かっこいいことはなんてかっこわるいんだろう」

晴れ

 お昼、桜坂劇場で18日に歌ってもらう松田美緒さんと会う。石垣島への船が台風で欠航して足止めを喰った美緒さんに、コザのエイサーに足を運ぶことをすすめる。
 
 11月、元スターリンの遠藤ミチロウさんと早川義夫さんのジョイントライブをやることに。元ジャックスで、「サルビアの花」とか「かっこういいことはなんてかっこわるいんだろう」などの名曲で知られる早川さんは、初めての沖縄とのこと。詳細は近日中に。


2006 / 8 / 6 ( sun )
翁長vsエスピノザ




 広島原爆忌。
 タクローの「いつも見ていたヒロシマ」をBGMにコザへ。
 ノンフィクションライター渡瀬夏彦さんからのお誘いで、ボクシングの試合を見にいく。プラザハウスそばのダイヤモンドホール。以前ここでは近藤房之助さんやボトルネックバンドが出演したブルースのライブを見たことがある。ボクシングは数年前に、バンコクでムエタイを見て以来。
 4回戦から合計6試合。ストリートファイトみたいな打撃戦に、ノーガードのトリッキーな選手が出てきたり、一発逆転のKO劇があったりと、相当に楽しむことができた。
 メインイベントは飛ぶ鳥を落す勢いの翁長吾央と、世界ランカーのニカラグアのエスピノザ(WBA世界7位)の10回戦。この試合に勝てば、翁長は世界ランク入りするという重要な試合。エスピノザは当初6月に沖縄に来る予定だったがそれが7月に延び、再度の延期で今日になったとのこと。
 エスピノザは、流石という感じのうまさ。簡単ではない印象だ。翁長は3ラウンド目にまぶたをカットして出血。ヒヤリとしたが、これは偶然のバッティングによるものというジャッジ。結局5ラウンド目にドクターストップがかかり、判定に。結局3-0で、翁長が勝ったが、エスピノザは、どこか納得できない様子だった。
 男2人が打ち合う音のバックには、小さな子どもの声と野太い男達の声。初めてのボクシングの試合場は、何だか不思議な空間だった。


2006 / 8 / 4 ( fri )
祝! 我那覇ジャパン!

晴れ時々曇り&雨

 夕方、「ミラクルバナナ」の試写会。角松敏生さん、しゃかりの千秋さん来場。

 サッカー、オシムジャパンの日本代表に沖縄出身で、すぐ近所の宜野湾高校出身の我那覇和樹(川崎フロンターレ)が選出される。嬉し〜。今年3本の指に入るくらい。スルーしようと思っていた9日のトリニダード・トバゴ戦、急に楽しみになってきた。嬉しい、心から。是非ゴールを!


2006 / 8 / 3 ( thu )
東京0泊1日。

晴れ

 朝の飛行機で東京へ。
 午後一、青山のavex本社で、宮沢和史さんと会う。宮沢さんは昨日、Ganga Zumbaというバンドでデビューしたばかりだ。

 終わって、表参道のカフェで、沖縄にbjリーグのプロバスケットボールチームの設立を目指している、スポーツイノベーション社の木村達郎さんに話を聞く。沖縄といえば、野球、サッカーだと思っていたが、本当はバスケットの島だったのだ。うまくいけば、2007年〜2008年シーズンから参入できるそうだ。楽しみ。

 午後9時、S社の便で沖縄へ。できれば二度と乗りたくないと思う。





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