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January   2003

2003 / 1 / 31 ( fri )
晴れ



 日記は書かずとも日々は過ぎていく。連日、リゾ
ートホテルに取材に出かけては、日頃食べなれない
ものを食べさせていただいている。
 YAHOO某からモデムとターミナルアダプタが送られ
てきて、接続したら、ネットの速度が素晴らしく速
くなった。これがブロードバンドというものらしい。
1Mbのデータを送るのに、これまで10分近くかか
っていたのが、10数秒。しかもつなぎっぱなしで、
電話もできると言うのが何だか信じられない。
 北部の某ホテルの取材が急遽延期になり、急遽、
時間がピッタリとあった、映画「ボーン・アイデン
ティティ」を見に行く。「骨のアイデンティティ」
あるいは「アイデンティティの誕生」って何だろう
と思っていたら、何てことはない「ボーン」は人の
名前だった。内容は、人情派スパイ映画記憶喪失系
といった感じ。
 ノートを眺めるとやるべきことは膨大で、実は、
映画を見ている暇なんかないはずなのだが、まぁし
ょうがない。クリーニング(内容の洗い直し)みた
いなことも含めてだが、ザッと100ページ分の原
稿を、おそらく2月中旬あたりまでに、メドをつけ
ないといけないようだ。でも、1日7ページなら楽
勝だと、適当に納得する。
 酒井俊さんの新曲「満月の夕」が素晴らしい。ガ
ガガSPが出した「満月の夕」もチャートを急上昇中
らしい。いい曲は次々に受け継がれるのだ。



2003 / 1 / 23 ( thu )
曇り



 雑誌の取材で、ルネッサンスリゾートと美ら海水
族館をまわる。水族館はウワサ通りだった。
 夕方、取材の締めくくりに松川のユタ、金城米子
さんを訪ねる。お会いするのは6年ぶりぐらいだっ
たが、相変わらず元気そうだった。宇宙とつながり、
地球と愛の交歓をするという不思議な人なのだが、
ものすごい説得力なのだ。こういう人がいてもいい
なぁと妙に納得してしまうような感じ。
 近々結婚するという女性編集者は、「ウッ!」と
いう米子さんの「気」とともに、男の子を仕込まれ
たのだった。しかし、米子さん曰く「雅子さん(皇
太子后)も男の子を仕込んだつもりだったのに、女
の子だったからねぇ」。あれも彼女の仕業だったの
だ。
 


 

2003 / 1 / 22 ( wed )
晴れ、夜、雨



 朝、雑誌の取材で、豊見城にできた「沖縄アウト
レットモール・アシビナー」に行く。世界的なブラ
ンドがズラリと並ぶ、とても沖縄とは思えない不思
議な空間。沖縄は、通常の店鋪がある東京などの大
都市との兼ね合いを考える必要がなく、本土では出
店を渋るブランドが多数出店することになったそう
だ。アウトレットでは日本初登場のブランドが11
軒もあるとか。
 夕方、コザのピラミッドへ。普天間かおりさんの
ライブ。新曲「髪なんか切ったりしない」が有線の
全国チャートで14位と、ヒットの兆しが見え始め
たこともあって、関係者も多数詰め掛ける。
 ポーンと歌が届く感じ。初めて聴く曲も、まっす
ぐ客席に届いていたようだ。歌はうまいし、ステー
じにも安定感とか余裕みたいなものがあって、安心
して聴いていられる、プロフェッショナルなステー
ジだと実感した。



2003 / 1 / 18 ( sat )
曇り時々晴れ



 ムジカにて、宮城小百合さんのライブ。今回、ラ
イブまでの時間がなくて、どれくらいの人が集まる
のか心配したのだが、ほどよくいっぱいだった。今
回はピアノとのデュオ。唄がしっかりと届くのがい
い。サウンド云々いろいろとあるのだろうが、何よ
り唄が届くのが一番だと思う。
 終演後、アルバムを出すべきという話をする。以
前にも書いたが、彼女の世界観はある程度曲の数が
ある方が伝わりやすいと思うのだ。今日みたいなデ
ュオでもいいからレコーディングしてはどうかと思
うのだが。




2003 / 1 / 15 ( wed )
晴れ



 夕方、「アルテ鳥堀店」で、大工哲弘さんから、
ニューアルバム「蓬莱行」の話を聞く。96年の
「ジンターナショナル」以来の、ジンタ、チンドン
などをフィーチャーしたアルバム。今回は、八重山
民謡からブラジルのミルトン・ナシメントまで、環
大平洋の音楽が集められた。大工さん、島唄もいい
が、個人的には、突き抜けていく、このスタイルの
方が好きだ。洋楽器をバックにどこか飄々と歌われ
る曲は、旅の気分にさせられる。





2003 / 1 / 12 ( sun )
晴れ


 午後、「キャンパスレコード」へビセカツさんに
会いに行く。この春にでる「沖縄島唄読本」という
本で、沖縄の音楽家の相関図みたいなページがある
のだが、その内容の確認のため。やり始めるときり
がない作業で、ビセカツさんの口からは、続々と知
らない人の名前が出てくるのだった。
 その後、胡屋の「モスバーガー」に移動して、佐
渡山豊さんに話をきく。琉球新報に載っている自伝
の最終回分。活動を再開してから今に至る流れを聞
いたのだが、話の軸になったのは、軍雇用員として
働きながら、反戦歌を歌うというそのスタンスにつ
いて。まずは現実を見ることで、あくまで現場主義
に撤するという、その考え方はとても大切なことに
思えた。
 テレビをみて沖縄の新成人に、ヤンキーが多いこ
とに驚く。普通の人が大半だと思うけど、テレビは
去年のような騒ぎをどこかで期待してるように見え
てしょうがない。「♪アホだな〜♪」と、軟式グロ
ーブの曲を口ずさみたくなるじゃあないか。





2003 / 1 / 11 ( sat )
晴れ



 そう言えば、何日か前に「ギャング・オブ・ニュ
ーヨーク」をみた。素晴らしかった。どれくらい素
晴らしかったかというと、この映画を作ってしまっ
た監督のマーティン・スコセッシが、死んでしまう
んじゃないかというぐらい。それくらい圧倒された。
それにしても、たかだか100年ちょっと前のニュ
ーヨークの街で、あんな殺戮が繰り返されていたと
は、驚きだ。考えてみると、あの頃と世界はそう変
わっていないのかもしれない。音楽もよかった。普
段なら席を立つのに、エンドロールで流れるU2の新
曲を最後まで聴いてしまった。
 朝、「週末はA&Wで」ということで、伊波緑さんと
牧港の「A&W」で会う。春に出す彼女のCDについての
打ち合わせ。発売日は、3月20日。タイトルは
「drive」。ライブもゴールデンウィークをまたいで、
5〜6本。東京や長野でも行なう予定。借りていた
マスタリング済みのCD-Rを一旦彼女に返したのだが、
その喪失感みたいなものに驚かされた。何かずっと
聴いていたいのだ。「♪一日に玄米四合と味噌と少
しの野菜を食べて僕は生きている〜♪」って、もう、
結構そらで歌えるようになった。




2003 / 1 / 10 ( fri )
曇り


 「目ざましテレビ」の週末占いカウントダウンで
最下位だった山羊座。何というか、まさにそんな一
日。「占いは気にしない方」と、多くの人は言うが
僕は結構気にするかも。添乗員時代、広島県の厳島
神社でひいたおみくじで、「大凶」が出た時は一瞬
だが、結構狼狽した。(凶や大凶って入ってないも
んだと思ってたので)でも、忘れっぽいのでいいこ
とがあっても悪いことがあっても忘れてしまう。今
日は、たまたま覚えていたのだ。
 気分を変えるために部屋を片付ける。全部はとて
も無理なので1コーナーのみ。全部いっぺんにじゃ
なくて、本棚の1段ずつとか片付けるやり方は僕に
合っているかもしれない。


2003 / 1 / 9 ( thu )
晴れ


 ボブ・ディランのライブ盤を買う。1975年の
「ローリング・サンダー・レビュー」のツアーを収
録したもの。このツアーは2回行なわれていて、2
回目のライブ盤は「ハードレイン」というタイトル
でリリースされている。今回の作品は1回目のツア
ーを収録した2枚組。
 商業主義に嫌気のさしたディランが反発し、アメ
リカの再発見と60年代の理想の実現を目指したと
される伝説のツアーなのだ。告知をほとんど行なわ
ずに小さな会場で、真の音楽ファンだけを対象に行
なわれたといわれている。この頃ディランはすでに
全盛期で、非常に脂ののった時期。どの演奏、歌を
とっても素晴らしい。特にフィドルをフィーチャー
した「ハリケーン」という曲が好きだ。このアルバ
ム、ミュージシャンだけではなく、あらゆる表現者
にとっての、とてもいいテキストになると思うのだ
が。


2003 / 1 / 8 ( wed )
1月8日(水)
晴れ


 午後、琉球放送裏の「MANI Cafe」にて、リクオさ
んのインタビュー。
 カーラジオのチューニングをAMのFEN(Far East
Network)にあわせる。今はAFN(American
Forces Network)というらしい。この放送局で流れ
る音楽と、ほかの沖縄のAM局で流れる音楽の音質っ
て極端に違っているように思う。機材の関係なのか
なぁ。FENの音は、ちょっとアナログっぽい感じ
があってなんかいいのだ。沖縄の放送局の音は、き
れいだけど何か質感みたいなものが足りないような
気がする。気のせいだろうか。




2003 / 1 / 6 ( mon )
晴れ

 
 バタバタとライブが決定中。おおたか静流さんと
友部正人さんのジョイントは、3月4日と5日。石
垣島でも6日にやることになりそう。話題のミャー
クフツシンガー下地勇さんは3月6日、比屋定篤子
さんの初戦は3月7日、9日。4月には、映画「ア
レクセイと泉」を再び上映する。初日の9日には監
督の本橋成一さんと作家の池澤夏樹さんのトークシ
ョーを行なう予定。
 夕方、胡屋のモスバーガーで、佐渡山豊さんと会
う。琉球新報に掲載中の自伝の取材。今日は、活動
をしていなかった約16年間の話を中心に聞く。昨
年末の「トラトラトラ」での佐渡山さんのパフォー
マンスが良かったという話をまだ耳にする。これま
で聴いたことのなかった若い世代からの反響が多い。
佐渡山さん自身も、先日のメンバーで一発録りのレ
コーディングをしたいと話をしている。4月のニュ
ーヨークへ行きまでに音源として形にしたいという
ことだった。



2003 / 1 / 4 ( sat )
1月4日(土)
曇り



 電話もかかってこないので、まだあまり気分では
ないのだが、ノロノロと仕事を始める。越年した原
稿をようやく書き終える。これでいいでしょうか、
イトウさん?
 2003年前半、まずやりたいことは、伊波緑さ
んのCDをリリースすること。民謡の伊波みどりさん
ではない。彼女とは、96年に、復活して最初の矢
野顕子さんの「出前コンサート」を主催した。大学
の頃は学園祭のライブとかで、戸川純のコピーとか
をやってた「NAI NAI BAND」で、ブチ切れまくって
いた。今じゃちょっと想像つかないけど。
 そんな彼女のが何年か前にレコーディングして、
マスタリングまで終えたCD-Rを年末に受け取ったの
だ。ピアノの弾き語りのその作品。彼女のまっすぐ
な表現したい欲求みたいなものが爆発している。こ
の年末年始、リピートでかけていたんだけど、癒し
都とかじゃなくて、何かとても勇気づけられるよう
な、背中を押されるような作品です。タイトルは
「drive」。少しでも多くの人に聴いてもらえるよう
に、地道に、でも少し早足で準備を進めて行こうと
思う。





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