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July 2002

2002 / 7 / 30 ( tue )
晴れ



 夜、久茂地の「○(まんまる)商店」で、佐世保に
あるエスニック料理屋「地球屋」の原正信さんと会
う。僕の故郷である佐世保と沖縄は、基地という共
通点はあるものの、何だか気分的に非常に遠いもの
だったのだが、それを急速に接近させてくれたのが
原さんだった。知り合ったのは、93年の「南風の宴」
の時。以来、里帰りした時は、たまに店に寄せても
らう。
 先日は佐世保で新良幸人のライブをやったのだそ
うだ。でも、佐世保で幸人のライブをやって、大勢
のお客さんが集まってくる感じ・状況というのが僕
にはまだよくわからないんだな。すごく不思議な感
じなのだ。






 

2002 / 7 / 28 ( sun )
晴れ



 9時の船で友部さん夫婦と画家の田島征三の娘さ
ん(石垣島在住)の4人で黒島へ豊年祭をみにいく。
八重山の豊年祭というと、夜にやるものだとばかり
思っていたが、ここでは真っ昼間のビーチでやると
のこと。港からレンタサイクルをこいで会場に着く
と、ハーリーの船が浜から出ていくところだった。
浜には部落ごとに特徴のある4本の旗頭が並び、そ
の後方には観覧者用のテントがズラリと並ぶ。この
炎天下、日なたをウロついているのは、我々観光客
とマスコミ関係者だけのようだ。それにしても観光
客とマスコミの数が多い。まるで保育園の運動会の
ようにカメラとビデオがズラリと並んでいる。
 黒島の豊年祭の呼び物はハーリーであると、八重
山のガイドブックに書いてあった。海神祭と豊年祭
がドッキングしたような祭りなのだ。東と西を決め
たりするために何度か沖に出ては浜に戻ってくる2
艘の爬龍船。普通のサバニよりも一回り大きな感じ
だ。本番のレースは、神事の終了と同時にスタート
する。東と西2人の青年が司のもとから浜を駆け出
して、岸辺に浮かぶ船に飛び乗る。同時に船は漕ぎ
出され、沖を一回りして戻ってくる。その間、浜で
は島のおばさんたちが、ドラを鳴らし大声で何ごと
か叫びながらカチャーシーを舞う。浜に近づいた船
からは、最初に駆け出した二人の青年が船から飛び
下りて、司のもとへ駆け出していった。浜全体が異
様な熱気に包まれるみたい。いきなり祭りのクライ
マックスに突入したかのようだ。
 ハーリーの後は、その熱をクールダウンするよう
な巻き踊り(だっけな?)に続く。旗頭をとり取り
巻くように、ハーリーに参加した青年や島の人々が
ゆったりと踊る。観光客の僕は、ただただカメラの
シャッターを切り続ける。
 巻き踊り(だっけな?)が終わると、お昼の休憩
のアナウンス。飛行機の関係もあって、午後一ぐら
いの船で石垣に戻らないといけないので、ミルクの
行列を見ることはできないのかなぁと、振る舞われ
た見事に旨いぜんざい(こんなに旨いぜんざい食べ
たことない)を食べながらフッと見ると、ミルク様
だ!何の前触れもなくミルクの行列が始まった。面
だけは何度も見たことがあるけど、本物のミルク様
に会うのは初めてのことだ。福々しく優しい表情で
何だかその場全体がピースフルな空気に包まれてい
くみたいである。それにしても暑い。 
 以前から黒島の風景って(行ったことはないけど)
アイルランドに似てると思ってたのだが、やっぱり
似ていた。ふぞろいな石垣とか、岩がごつごつした
ところとか草の丈が短いところとか。区長さんか誰
かが挨拶の中で、昔は岩を砕いて土にして開墾して
きたという話をされていた。その部分だけを聞いて、
やっぱりなぁと思ったのだった。






2002 / 7 / 27 ( sat )
晴れ



 11時の船で1人波照間島へ行く。お昼に着いて、
壁が白く塗られた日本最南端のカフェ「パナヌファ」
で、特製のカレーを食べる。どこかで聴いたことが
あるなぁと思っていると、BGMに流れていたのは大
島保克の「島時間」だった。こんな場所で不意に流
れてくると、島の空気に紛れてしまったみたいにあ
まりに自然なので気がつかなかった。
 ニシハマビーチへ下る。強烈な日射しを浴びなが
ら、アダンの木陰に避難する。直射日光を遮ること
ができれば随分すごしやすい。すっかり干いた遠浅
海では十分に泳ぐことはできないが、漂っているだ
けでも心地いい。そうやって3時間ほど海で過ごし
て帰りの船に乗る。相当灼けたなぁ。
 6時過ぎ、「すけあくろ」に入る。ここは入って
すぐのところがカウンターバーになっていて、中央
の扉を開くと、さらに一段低くなって小さな劇場空
間が広がっている。普段はバーだけしか開けていな
いが、時々ライブをやる時だけは、下のスペースも
開放される。とてもいい雰囲気だ。
 ライブは、以前石垣島で作ったという「海が降る」
で始まった。客席には予想外に多くの人が集まって
くれた。旅の途中の若い人が多いみたい。一部の曲
はこんな感じ。「愛について」、「君はこんな言い
方嫌かもしれないけど」、「言葉の森」、「空がお
ちてくる」、「すばらしいさよなら」、「38万キ
ロ」、「グッドナイトアイリーン」。 
 ライブの間、バーと会場の間の扉は開けっ放しな
のだが、バーの客がうるさい。会場内にバーの喋り
声は聴こえてないみたいだけど、うるさいなぁ。
 2部。「働く人」、「(曲目知らず)」、「にん
じん」、「月の光」、「私の踊り子」、「夕日は昇
る」、「ある日僕らはおいしいお菓子を見つけた」、
「長井さん」、「一本道」、「道化師の朝の歌によ
せて」、「眠り姫」、「ふあ先生」、「あいてるド
アから失礼しますよ」。「にんじん」が歌われるの
は、最新作と同じ弾き語りのアルバムに収められた
曲だからだろうか。「一本道」は会場からのリクエ
ストに応えたものだった。
 アンコールは「密猟の夜」、「ガーディナーさん」、
「水門」。「密猟の夜」は会場からのリクエストだ
った。10数年ぶりだったという石垣島でのライブ。
始めて聴いたという若い人が非常に興奮しているの
が伝わってきた。






 

2002 / 7 / 26 ( fri )
晴れ


 娘を病院のデイケア室に預けて空港へ。石垣島に
行く。石垣空港で、友部正人さんとその妻・ゆみさ
んと合流する。2人とわかれた後、「ボサノバ」と
いうそば屋で、八重山そばと島野菜のキーマカレー
のセットを食べてホテルで眠る。
 起きると午後8時だった。友部さんに電話をして、
明日のライブ会場でもある公設市場向かいの「すけ
あくろ」に行く。ここの壁には、昨年、クラブDセ
ットで採取されたという浅川マキの煙草のスイガラ
がまるでアートのように額装されて壁にかかってい
る。しばらくすると泡盛「白百合」を造っている池
原コーイチさんが登場。2人で近所のおでん屋「一
力」に流れると、ブーイングシェーナーとノーズウ
ォーター、それぞれのボーカルの父親W崎枝さん(両
者は兄弟なのだ)がいて、さらに飲む。最後は「ブ
ルーカフェ」で締めて、戻ったのは午前3時前だっ
た。





2002 / 7 / 24 ( wed )
晴れ


 午前中、宮古島へ行く友部さんを空港へ送る。昨
夜は3時間しか眠れなかった。眠いので昼寝する。
 夕方、FM沖縄で、石垣島出身のファンクシンガー、
クイヌパナへのインタビュー。
 その後、西武オリオンのロビーラウンジで、「伽
楽可楽」発行人の阿南さんと会う。打ち合わせをし
ながら、おととい、友部さんと話したニューヨーク
の沖縄料理屋の話をさりげなくふる。いきなりノリ
気に。いきなり実現するか!?






2002 / 7 / 23 ( tue )
晴れ



 午前11時。昼寝をしていたら友部さんから電話。
午後、ヤマシタさんと3人で「浜辺の茶屋」へ行く
ことになる。パラダイス通りの「茶館」で待ち合わ
せ、壺屋の「金壺食堂」で台湾精進料理のバイキン
グ(500円也)を食べて「浜辺の茶屋」へ。
 天気がよくて、ものすごく気持ちがいい。運良く
海が正面に見えるカウンターに座ることができたが、
お客さんはひっきりなしにやってくる。ほとんど言
葉もなく、コーヒーを飲みながら呆然と過ごす。で
も、ここではこういうのが正しい過ごし方なのかも
しれない。少しずつ移り変わる風景を延々と眺めて
いても飽きることがない。潮がどんどん満ちてくる。
穏やかな時間が流れているのだが、リーフに打ち寄
せる波の白さと高さが気になる。
 夜、クラブDセットにて、友部正人ライブ。
 一部は、昨日と同じ「言葉の森」という曲で幕開
け。新しいアルバムの曲。一つひとつの言葉が力強
くて、強引に入ってくるような感じがする。「愛に
ついて」。この曲を好きな人って多いと思う。歌の
主人公は母子家庭の母と子。うちも同じ環境だった
ので、なんかこの曲を聴くたびにすごく染みるもの
がある。「ある日ぼくらはおいしそうな菓子を見つ
けた」。「38万キロ」。この距離は地球と月との距
離のこと。僕の車の走行距離は11万5000キロだ。
友部さんの歌には、時々出てくる(と、思うのだ
が)、貨物船の水夫とか、イメージをかき立てる登
場人物が何か好きだ。「すばらしいさよなら」。ザ
・ブームと共作した作品。途中語りが入るんだよな
ぁ。この曲ライブで聴くのはかなり久しぶり。
「Don'tThink Twice It's All Right」。
デイランの邦訳カバー。カントリーとブルースが混
ざったようなな感じ。「今さら考えこんでみたって、
もう手遅れよ〜」みたいな。「夕日が昇る」。89年
頃出たアルバムのタイトル曲。このアルバムが出た
直後、友部さんに会って、インタビューをしたんだ
った。流れていく時間の表現の仕方が素晴らしいと
思った曲。「君はこんな言い方嫌かもしれないけ
ど」。こういうタイトルが多い時期があったと思う
けど、結構好きです。「長井さん」。亡くなったガ
ロ(漫画雑誌)の編集長・長井さんを歌った作品。
 2部。ニューアルバムの「働く人」でスタート。
ニューヨークを舞台にした曲「眠り姫」。ニューヨ
ークの街の風景が、歌の背景にとてもさり気なくデ
ッサンされてるような作品。新作では一番好きかも。
「にんじん」。30年前の古い古い曲。デビューアル
バムのタイトル曲。70年代初期の作品とは思えない
ような手触り。今でもすご〜くリアルに響いてくる。
それはこの曲に限らないんだけど。それが友部さん
が「詩人」と言われる所以なのかもしれない。「私
の踊り子」。「泡盛のCM曲にど〜だ」って話してた
けど、それはちょっともったいないなぁ。こういう
語りの曲も好き。まさに弾き語りの作品。「道化師
の朝の歌に寄せて」。新曲。谷川俊太郎さんにイン
スパアされて作ったとか。「月の光」。近年ではな
かなかのヒット作。ここ数年のライブの定番。「み
んなの顔を見てたら歌いたくなった」といって「朝
は詩人」。この曲の「歌の波紋が広がる〜」みたい
な歌詞が印象的。「中道商店街」。隠れた名曲です
ね。多分、この3、4年沖縄でのライブでは必ず歌
わらてると思う。「夜中の鳩」、「あいてるドアか
ら失礼しますよ」。以上で、本編終了。
 アンコールは「まるで正直者のように」、「水門」。
「水門」のギターのアルペジオが心地いい。「釧路
湿原」にある「岩保木水門」のことを歌った名曲。
友部さん曰く、「釧路湿原」は秋がいいのだそうだ。
行ってみたいなぁ。
 終了後、国際通りの「浮島」へ行く。「ヤマシタ」
さんが、「マシタ」さんだったことが判明。おわび
して訂正させていただきます。







2002 / 7 / 22 ( mon )
晴れ



 午後、友部正人さんを空港で拾う。去年の6月以
来である。札幌からやってきたヤマシタさんと一緒
にホテルヘ向かう。
 横浜とニューヨークを往復する友部さん。話題に
なるのはニューヨークのことが多い。今日の話題は
食べ物屋。ニューヨークの寿司屋には、コリアンが
営む店が多いらしい。でも、働いているのはヒスパ
ニック系の人が多いとか。味もよくて値段も安いそ
うだ。何か不思議な感じがするなぁ。そこで、こん
な質問をしてみた。
「沖縄料理屋ってありますか?」
「聞いたことないなぁ…でも、沖縄っぽい名前の店
はあったなぁ。『那覇』っていう寿司屋」(笑)
「あると流行りますかね?」
「ニューヨークの人は健康にいいものが好きだから
流行るかもね」
「ゴーヤーとか、野菜はチャイナタウンにあります
からね。豆腐はありますか?」
「豆腐の種類はものすごく多い。とっても固くて美
味しい豆腐もあるし」
「じゃぁ、もうチャンプルーはバッチリですね」
「あると、絶対流行ると思うよ。日本からブラッと
来て、ライブとかできる場所もあるといいなぁ…」
 誰か、ニューヨークで沖縄料理屋をやる人はいな
いだろうか。
 コザの「次男坊」で食事をして、モッズへ。
 ザ・ライブ。いろいろメモをした紙をモッズに忘
れてきてしまったので、改めて書こうと思うが、な
んか不思議な選曲のライブ。「グッド・ナイト・ア
イリーン」とか「すばらしいさよなら」とか、ライ
ブではあまり聴いたことのない選曲が印象に残った。
 終了後、深夜ステーキ屋(昼もやってるけど)那
覇のステーツサイズに行く。






2002 / 7 / 20 ( sat )
晴れ



 夕方、名護へ向かう。サウンドギャラリーB-upと
いう店での佐渡山豊ライブ。時間があったので、高
速ではなく国道58号から来たのだが、これが大間違
い。今日は、恩納村のおんな祭りの日で、さらに海
洋博の花火大会の日だったのだ。ものすごい渋滞で、
名護の七曲りに赤いテールランプが並んでいるのを
見た時には唖然とした。
 ザ・ライブ。今夜のタイトルは「久しぶりコンサ
ート」。確かに個人的に佐渡山さんのワンマンのラ
イブを沖縄でみるのは、ものすごく久しぶりだ。
「行雲流水」というCDが出て、沖縄・東京で4本ぐ
らいの短いツアーをやった時に、コザのモッズでみ
て以来なので、4年ぶりぐらいになるはず。まるで、
避けるかのように沖縄、特に那覇では歌わなくなっ
た佐渡山さん。今日は、バイオリンのHONZIさんと2
人でのステージ。
 山之口貘の詩の朗読から「追憶の一号線」へと続
く印象的なオープニング。この曲は、「さよならお
きなわ」というアルバムに収められた作品の中でも
特に好きだったので、自然にライブに入っていけた。
HONZIさんのバイオリンのピチカートもいい感じであ
る。コーラスまで入れてくれている。続いて
「FOREVER FREEDOM」と繰り返されるライブソング
(曲名は知らない)、客からのリクエストという
「変わりゆく時代の中で」、出来たばかりという
「芋泥棒」、最近のテーマ曲だという「石敢當」、
さらに「行雲流水」と続く。
 でも、どうして佐渡山さんは、沖縄で歌うことを
避けるようになったんだろう。考えるに、多分それ
は、沖縄に流れる気分そのものが転向してしまった
からなんじゃないかなぁ。置き去られてしまった反
骨のエネルギー。経済中心に回っていく世の中への
嫌気。メディアの無理解。そんなことが遠ざけてし
まったんじゃないかな。だから佐渡山さんは、まだ
そんなエネルギーがくすぶり続けている場所を自ら
が歌う場所として選んでるんだはず。那覇じゃなく
名護で歌うのも多分そのため。
 HONZIのソロを5曲挟んで歌われた新曲の
「海泥棒」は、辺野古のことを歌ったものだし、
「堕天使になりたまえ」は、ニュースキャスターの
筑紫哲也を痛烈に皮肉ったものだ。
 佐渡山の世代の歌い手の多くは50を越えて、優し
くなるのに、佐渡山はおそらく19の頃のままだ。
30年以上、まったくブレることのない、本当の意味
でのロックの精神。そんなものを未だに持ち続けて
いるシンガーだと思う。スピリッツを忘れたファッ
ションロッカーは、佐渡山豊を聴くべき。
 ライブは続く。「新十九の春」、「4人のゲリ
ラ」、「おいでよ僕の胸に」、「ナイフを捨てろ
よ」。途中弦が2度切れて、HONZIが「蘇州夜曲」
と「飛行機」をそれぞれ弾き語り。ホームレスへの
炊き出しライブの話から「釜が崎エレジー」。そし
て、最後は「ドゥチュイムニィ」。何かすごくいい
ライブだった。HONZIさんのバイオリンが、それぞれ
の曲にほどよく色をつけてくれていたのも印象的だ
った。これから、また佐渡山さんと、お互いに何が
出来るのか話をしてみようと思う。
 午前0時、店を出る。まだ何となく混んでいる58
号を避けて、真っ暗な国道329号にのって、東海
岸沿いに南下する。金武の妖しい灯りに誘われつつ
タコライスを買って帰る。

 この数日のうちに、いくつかライブが決まりまし
た。詳細は後日。

我如古より子with吉川忠英
「唄遊び」ライブ
10月23日(水)/コザ・ピラミッド
10月24日(木)/那覇・クラブDセット

大島保克「唄会」
ギター/笹子重治
10月25日(金)/那覇・ムジカ
10月28日(月)/コザ・モッズ

比屋定篤子ライブ
ギター/笹子重治
10月26日(土)/那覇・ムジカ
10月29日(火)/コザ・モッズ







2002 / 7 / 15 ( mon )
曇り



 午前中、三宅伸治さんを空港まで送る。空港はま
るで難民キャンプのような有様。足の踏み場もない
ほど多くの人が、そこいら中に腰を降ろしていた。
遠藤ミチロウ&中村達也は、今日も奄美へ飛べず。
5日間、続いたライブがようやく終わって披露困ぱ
い。午後、電話をとりつつ昼寝する。自分が歌うわ
けではないが、疲労度は変わらないのではないかと
思う。






2002 / 7 / 14 ( sun )
暴風雨



 嵐の中、三宅伸治とともにコザのMOD'Sへ。この日
予定されていたウルフルズのライブが延期となった
ので、三たび伊東ミキオさんが登場する。本チャン
のステージが中止にも関わらず、3日で3本のライ
ブをこなすという不思議さ。暴風雨にも関わらず、
多くのお客さんが足を運んでくれた。
 遠藤ミチロウ&中村達也は奄美へ飛べず。那覇で
足止め。






2002 / 7 / 13 ( sat )
晴れ時々曇り



 遠藤ミチロウvs三宅伸治「真夏のオキナワ決戦!」
2日目。会場は宜野湾K-mind。昨日同様にゲストが
多数出場する。今日の先攻、遠藤ミチロウ+中村達
也(exブランキージェットシティー)には、新曲「ガ
ジュマル」の時に、伊東ミキオ(アコーディオン)が
加わった。後攻の三宅伸治のステージには、伊東ミ
キオ(アコーディオン)に加え、ドラムに中村達也(ex
ブランキージェットシティー)、ギターにウルフル
ケイスケ(ウルフルズ)、ベースにウルフルズのサポ
ートをやっている人(名前を忘れた)が参加。こんな
編成だから、ステージは当然ラケンロール!
バンド名は、「キャンディーブルースハーツクラブ
(ハリケーン)バンド」と命名された。結局、最後
はスタンディングで。アンコールでは、遠藤ミチロ
ウが加わっての「仰げば尊し」。ハンドマイクのミ
チロウさんは、モロにスターリンであった。
 終演後、那覇の「タバサ」で4時まで過ごす。









2002 / 7 / 12 ( fri )
曇り時々雨・風が強い



 朝、娘を病院のデイケアに連れて行く。昨日別れ
る時にグズったので心配していたが、いたって機嫌
は良かったらしい。な〜んだ。
 午後2時30分、空港でおおたか静流さんと待ち
合わせて、Msガルベス(ウチナーンチュ)の指示に
よる、インタビュー。何となく今回の沖縄の感想な
どを聞く。昨夜のコザのライブで「花」を歌ってい
る時に、不思議な感じ、いわゆるある種のトランス
状態に入ったのだそうだ。MCとかは、とてもざっく
ばらんな感じのするおおたかさんだけど、アカペラ
で歌ってる時なんかは、どこかイッてる感じってあ
るもんなぁ。でも、本人がそういう不思議な感じに
入っていても、聴いてる人は多分わからないだろう
とのこと。目に見えないバイブレーションの交換み
たいなものがあるんですね。
 一旦市内に戻り、ホテルで遠藤ミチロウさんと中
村達也さんを拾ってクラブDセットへ。さらに空港に
戻って、東京から着く三宅伸治さんを拾う。何とも
慌ただしい日である。
 三宅さんの楽器などが届いておらず、リハーサル
は難航する。アコースティックギターとドブロギタ
ーは、北谷からDセットまで内田勘太郎さんが持って
きて貸してくれた。さらに今日はウルフルズのツア
ーで沖縄に来ている伊藤ミキオさんがアコーディオ
ンで参加することに。40分遅れて開場。
 遠藤ミチロウvs三宅伸治「真夏のオキナワ決戦!」。
今日の先攻は、三宅伸治。楽器の未着というアクシ
デントをものともしない高いパフォーマンス。30m
のシールドを引き摺って客席でエレキをかき鳴らし、
ドブロを手に生で歌を聴かせてくれる。さらに伊藤
さんのアコーディオンが加わって盛り上がりは最高
潮に。それにしても今日の客席のノリは異常なほど
である。後攻めのミチロウさんは辛いかなぁと思っ
ていたが、前半のノリそのままに飛ばす。そのせい
か3曲目で気分が悪くなったらしいが。最近2人で
のライブの本数も増えていうという中村達也さん
(Dr)とのコンビネーションも抜群である。リズム
を刻まず、バシバシとカウンター気味に入ってくる
独特のドラムの音の感触が心地好い。ミチロウさん
の新曲「ガジュマル」は、先週出来たばかり。珍し
く(?)メロディアスで心地よい作品である。でも、
本人曰くまだ試作品の段階とのこと。さらにブラッ
シュアップして完成させたいそうだ。
最後は4人がステージに上がっての「仰げば尊し」
で、ゴールした。 
 打ち上げは、客として来ていたウルフルケイスケ
さんも交えつつ松尾の「明星」へ。午前4時帰宅。





2002 / 7 / 11 ( thu )
曇り




 朝、熱が続く娘を近所の海邦病院の小児デイケア
室に連れていく。「ニロースク」(つちだきくお著)
の通販分をドッと送る。また在庫がなくなってしま
う。
 午後、遠藤ミチロウさんを空港でピックアップ。
ホテルで降ろしてそのままおおたか静流&鬼怒無月
さんを拾う。コザのモッズへ。
 当日客多し。瞬く間に満席となり、喜屋武さんと
セットしてあったステージを後方へズラして、最前
列に桟敷席を設ける。僕がモッズでやったライブで
は、最多動員の80名。入口近くの人からは、まっ
たくステージが見えないのだが、それでも最後まで
聴いていただいた。ライブはアカペラの「スカボロ
・フェア」からスタート。曲間の喋りの間も冴えま
くる。それにしても、10年間、どうして沖縄でのラ
イブが行なわれなかったのか、ちょっと不思議に思
うほど素晴らしい2日間のステージだった。
 午前2時30分帰宅。






2002 / 7 / 10 ( wed )
晴れときどき曇り



 熱発した娘とともに午前中を過ごす。昼、会社を
早退した妻と交代で外出。おおたか静流さんととも
にFM沖縄「ハッピーアイランド」へ。沖縄マネージ
ャー、Msガルベス(ウチナーンチュ)と2人を局に
残して空港へ行く。ギタリスト鬼怒無月さんのピッ
クアップ。ホームページにあったシルエットで、髪
の長いハードロックな雰囲気を想像していたのだが、
意外にもすごく爽やかな感じの人であった。大学時
代の知人ヒメノに似ていた。
 そして、夜はおおたか&鬼怒ライブatリウボウホ
ール。2人のライブは始めてなので、集客を随分心
配していたのだが、それには及ばなかった。ライブ
は、アカペラの「アメイジング・グレイス」でスタ
ート。この1曲で、この夜のライブはいただきであ
る。開始数十秒でゴールを決めたトルコのような感
じ、といってもわからないか。いろいろに色が変わ
る声が印象的で、聴き手はとても歌に入っていきや
すい。選曲もナイスだし。3分で完結する歌が、そ
のままずっと続いていくような印象を受ける。彼女
が演っている音楽は、かなりアヴァンギャルドな側
面のあるものだと思うのだが、その歌と声の力を前
にすると、とても普遍的な力を持った音楽に聴こえ
てくるから不思議だ。次は、沖縄の民謡とかも聴い
てみたいなぁ。





 終了後、なかむら家へ。

2002 / 7 / 9 ( tue )
晴れ時々曇り



 朝、娘を保育園へ送る。1時間後、38度3分の
熱があるので、迎えに来て欲しいという保育園から
電話。午前中の予定をキャンセルして迎えに行くと、
熱が下がったので大丈夫とのこと。再度予定を変更
して、パレットくもじのアフタヌーンティーでYaeさ
んと会う。シンガーソングライターの彼女。声が素
晴らしい。沖縄テレビの日曜夜のEZTVの合間に流れ
るパイオニアのコマーシャルで、ショパンの「別れ
の歌」に日本語の詩をつけて歌っている。このコマ
ーシャル映像も素晴らしいのだが、彼女の歌の印象
がとても強くていい。機会があれば見てみてくださ
い。今回は、プライベートで来たそうだが、明日は
読谷のビーチロックハウスでライブも行うそうです。
 おおたか静流さんの沖縄マネージャー、Msガルベ
ス(ウチナーンチュ)とともに空港へ。おおたかさ
んをピックアップする。2人と公設市場の近くで分
かれて、数週間ぶりのパナリ本舗。映画「ホテルハ
イビスカス」の本隊は、すでに名護に入っているの
で、ここにはプロデューサーの新井さんと制作とい
う名の雑務をこなす仲間君がいるだけ。ぼんやりと
現状を教えてもらう。クランクインは13日とのこ
と。
 夕方、娘と病院へ。彼女の熱は喉からとのこと。
0才児とは思えないハスキーさだもんな。でも、食
欲はあるし激しく動き回っている。
 夜、ソウルフラワーユニオン仲間、三重の多田さ
んよりメール。改めて、今年中のライブの実現を密
かに誓う。





2002 / 7 / 8 ( mon )
曇り



 妻、職場復帰のため今日から朝の娘の世話係に就
任。7時前に起こされる。「とくダネ」を8時半ま
でみて、保育園へ。
 リウボウホールにてつちだきくおライブ。監督の
中江を含め、リウボウホールに関わるスタッフの多
く(といっても2人ぐらいか)が、映画「ホテルハ
イビスカスの撮影に出て不在なので、照明もやらな
くてはならない。今年はじめて自分の畑でサトウキ
ビの収穫を体験したというつちださん。12トンの
収穫があって純利益は2万円ほどだったという。ブ
リックスは良かったらしいのだが。一体どれだけの
農地を耕せば、専業農家は成立するのだろうか。
 ライブ後、“しむ”にて打ち上げ。昨夜つちださ
んがライブをしたという岡山県から、新鮮なアワビ
やサザエが、ごっそりと差し入れられていた。我が
人生とはほとんど縁のなかった高級なアワビを5年
分ぐらい食う。来場者の3分の1ほどの人が本を買
ってくれる。ありがとうございます。





2002 / 7 / 7 ( sun )
晴れ




 つちだきくおさんより、嬉しい知らせ。我如古よ
り子さんに大阪へ持っていってもらった「ニロース
ク〜小浜島の風便り」が完売したとのこと。幸先の
いいスタートだ。



 

2002 / 7 / 6 ( sat )
晴れ




 甲斐バンドのCDをYAHOOで落札する。我が青春の
「100万ドルナイト」。懐かし。
 Amazonから本が届く。「カンボジア運命の門」と
「最初に父が殺された」。両方ともクメール・ルー
ジュ時代の虐殺&惨劇のノンフィクション。先週、
バンコクの紀伊国屋で見つけたのだが、海外で日本
の本を買うと1.5倍の値段になってしまうので、あ
きらめていたのだが、さすがに便利な世の中でR。







2002 / 7 / 5 ( fri )
晴れ




 午前中、出来上がったばかりのつちだきくおさん
の本「ニロースク〜小浜島の風便り」を受け取る。
そのまま、今夜の大阪でのつちださんのライブにゲ
スト出演するという我如古より子さんに、とりあえ
ずの60冊を託す。本当は、昨日発送予定だったの
だが、台風の影響で送れなかった。
 手元に残った1冊を眺める。仕上げはおまかせし
て旅行に出かけたので心配だったが、イメージした
以上の出来。あとは、この本を手にした人に勝手に
判断してもらえればいい。
 夜、中田英寿のテレビ番組をみる。しかし何でこ
の人はあんなにイタリア語がちゃんと喋れるんだろ
うか。努力するところを人に見せない人だけど、そ
れにしても笑ってしまうほど上手。英語でも四苦八
苦しているというのに。
 その後、ライブのプロモーションツアーへ。ライ
ブが終わった後のK-mindに引っ掛かって、カウンタ
ーにあったCDを2枚買う。1枚は、昔のフォークソ
ングのオムニバス盤。ディラン、PPM、キングスト
ン・トリオ、ジョーン・バエズなんかの曲が入って
いる。以前から、なんとなくそう思っていたのだが、
ジョーン・バエズが断然好きかも。ちなみに、もう
1枚はニールヤング。1時前に戻る。深夜にもかか
わらず、家の前の公園で蝉が盛大に鳴いている。
 秋に、遠藤賢司さんのライブが決まる。もう、5
回目ぐらいになるんだろうか。ニューアルバムも出
たばかりで、福山雅治も彼の曲をカバーしている。

遠藤賢司ライブ2002
「幾つになっても甘かあネェ!」
日/2002年11月9日(土)
場/那覇・クラブDセット
料/前売3000円 当日3500円
前売チケットは8月4日発売開始。




2002 / 7 / 4 ( thu )
暴風雨のち曇り



 台風5号。午前中、散らかった机のまわりのゴミ
を整理して、午後、放っておいた登川誠仁さんのイ
ンタビューテープを起こす。面白過ぎる。1時間以
上のテープを3時間で終了。いつもは長く感じるこ
の作業も、今日はあっという間だった。
 氏はおっしゃる。「歌っていうのは習うもんじゃ
なくて、自分で工夫しないとね」。
 アイデアと創造性、工夫して突き抜ける突破力…。
三線奏者に必要なものは、日本のサッカーに必要な
要素に近いと勝手に解釈する。



2002 / 7 / 2 ( tue )
曇り




 先日の旅行の写真が出来上がる。
 サイゴン川の水上家屋を写した写真を眺めていて、
長崎の実家のことを思い出した。僕の部屋は海の上
にあった。海といっても、瀬戸のようになった一見
川のような場所で、対岸まで200メートルぐらい
の距離なんだけど。僕の部屋と物干だけは海の上に
あって、子供の頃は釣り糸を垂れることも多かった。
夜中にトイレに行くのおが面倒な時は、ベランダか
らよく小便もした。その家も、おそらく1年後には
引き払わないといけない。それにしても、何だか気
合いの足りない写真ばかりだなぁ。
 来週の遠藤ミチロウ&三宅伸治のライブ。急遽、
ドラムの中村達也さんが来ることになった。嬉しい。
彼は元ブランキージェットシティーのメンバーで、
音楽のキャリアは、ミチロウさん率いるザ・スター
リンからスタートした人だ。とにかく演奏が素晴ら
しい。おそらくロックのドラムというのは、彼が叩
くようなものだと思う。
 秋のライブの話が立て続けに舞い込んでいる。か
なり嬉しいのが小谷美紗子さん。2ndアルバム「i」
以来のファンなのだ。静謐さと強い意志を合わせ持
った歌声。説得力と豊かさに満ちた言葉。うまく説
明できないが、ゆくゆくきちんと紹介したい。とに
かく彼女の歌、沢山の人に聴いて欲しいのである。
初めての人にはすごい衝撃的だと思うんだけど。是
非、沖縄ライブ実現したいと思う。




2002 / 7 / 1 ( mon )
晴れ



 旅行ボケとワールドカップボケで、何だかやる気
の起きない一日。セリエAのシーズンが始まる頃には
本気でスカパーの加入を考えようと思う。
 そんな間にも別なところで仕事は進行していて、
7月4日には、ハーベストファーム・ペーパーバッ
クス第1弾(2弾以降は未定です)つちだきくおさ
んのエッセイ集「ニロースク〜小浜島の風便り」が
納品される。以前雑誌に連載されていたので、原稿
は早い時期から上がっていたのだが、2カ月ほど前
にやると決めて、方々に迷惑をかけながら、ようや
く完成の運びとなった。
 この本、基本的には本屋には置かないと決めてい
る。島の空気感をなるべくダイレクトに届けたいと
いう勝手な希望で、小浜島とつちださんのコンサー
ト会場、インターネットの通販だけで販売する。散
々印刷物を作りにかかわってきておきながら、本の
流通についての知識がほとんどないというのも一つ
の事実なのだが…。
 ミュージシャンがインディーズでCDを出すことは
多くなったけど、出版物をインディーズでリリース
するためのハードルって未だに高いように思うのは
気のせいかなぁ。身内向けの自費出版とは違う、も
っとフットワークの軽い出版のスタイルってあると
思うんだけど。CDと同じくらいのレベルで、誰でも
どんどん出版できるような状況がすぐにできるとは
思わないけど、そーいう方向にもっていかないと、
若い世代が、何かを書くということに何らかの方向
性を見い出すことができなくなってしまうんじゃな
いだろうか。何となくそういう気持ちがあって、作
ったわけです。
 「ニロースク〜小浜島の風便り」は、すでに全国
各地のつちださんのファンから大きな反響があって、
ほとんど毎日予約のハガキが沢山届いています。こ
のサイトにも近々、専用のページを開設する予定で
す。







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