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March 2002

2002 / 3 / 31 ( sun )
晴れ


 夫婦喧嘩は犬に食われろって感じの一日。イスラ
エルとパレスティナほどではないが、わかりあえな
いことって結構多いと思う。

2002 / 3 / 30 ( sat )
雨のち晴れ



 朝からカヌチャへ行く。9時半に到着した頃までは
雨が降っていたが、撮影を始めると突然晴れる。珍
しい現象に、カメラマンK喜ぶ。
 午後は使い物にならず。プロ野球の開幕戦、巨人-
阪神戦をみる。3-1、阪神リードで膠着状態が続き、
思わずチャンネルを変える。「オールスター大感謝
祭」。番組の中でバラ巻かれる賞金。あれは直接タ
レントの懐に入るのか、それとも事務所にもってい
かれるのか。実にどうでもいい他人事ながら、何と
なく気になる。





2002 / 3 / 29 ( fri )



 ほぼ1日中、うちで仕事。
 比屋定篤子さんの復帰ライブが6月に決まった。詳
しくはライブインフォメーションを→。6月はワール
ドカップがあるので、仕事は減らすつもりだったのだ
が、何だか続々とライブが決定中。慰霊の日、「清河
への道・48番」を歌う新井英一さんのライブは、いき
なりのすごい反響。このほかにも、同郷の沖縄初登場
の女性シンガーのライブも実現するかもしれない。一
合瓶ライブの詳細は来週中に発表します。





2002 / 3 / 28 ( thu )
晴れ



 午前6時に起きる。寝ている間に、日本は2-0でポ
ーランドに勝っていた。準備をして7時前に歌舞伎町
のホテルを出る。人影もまばらで、昼間の喧噪が嘘
のように閑散としている。様々な欲望も新しい朝に
洗い流されているようだ。しかし、浜松町へ向かう
山手線は、すでにラッシュアワーに突入していて、
現実の世界に引き戻される。
 お昼前沖縄着。本当なら今日は渋谷でモンゴル800
のライブをみる予定だったのだが、お昼から登川誠仁
さんのレコーディングがあるときき、予定を変更。北
谷のスタジオに向かったのだ。レコーディングとは、
ショーロクラブがやているやつ。誠小先生は1曲「よ
ー加那よー」での参加。スタジオに着いた時は、痰が
からむので、泡盛で流したいと、スタジオを出たとこ
ろだった。ロビーで、ショーロクラブの笹子、澤田の
両氏と飲む誠仁さん。曰く「音楽は遊びの延長であ
る」。その場にいる一同がうなずく。蝿の入ったラッ
キーワインを飲んだ話やパラシュートの布を張って三
線を作った話、下品な歌の話などに花が咲く。録音は
2時間ほどで終了する。
 ほどなく古謝美佐子さんがスタジオへ。月曜日に
録った「童神」の録り直し。練習替わりに録った1
テイク目がOKになる。
 先日、山本潤子さんの「童神」もリリースされた
が、古謝さんの生声を聴いていると、全然違う種類
の歌なのだと感じる。山本さんの歌には、どこかお
そるおそる、野球で言えば、ボールを置きにいって
いるという印象。これは人の歌で、慣れないウチナ
ーグチのフレーズもあるからなのかもしれない。一
方の古謝さんの歌声は、とても生々しく突き抜けた
ような感じがする。
 夜、戻って原稿を書く。




2002 / 3 / 27 ( wed )



 
 何だか忙しい。朝一番の飛行機で東京へ。昨日の
久米島では、Tシャツ1枚だったのに、東京は寒い。
エエジャナイ会のメンバー宇田川さんとソウルフラ
ワーユニオンの事務所を訪ねる。数年前から沖縄で
のライブの実現のためにいろいろと画策してきたの
だが、より具体的なものにしたくて、事務所の社長
さんに直接会って話をさせてもらうことになったの
だ。結論は出ていないものの、話は非常に細かく具
体的で、実に前向きな気持ちになるものだった。う
まくことが運べば、今年の暮れあたりにやえっるか
もしれない。
 夜、下北沢のクラブキューへ。ハシケンのライブ。
ホーンセクションを擁する9人編成というバンドス
タイル。それほど大きくはない会場はすし詰め状態
だった。ファンク、ソウル、ロック、R&B、奄美、
沖縄と、あらゆる音楽の狭間を縦横無尽に行き来す
るハシケンの音楽。沖縄では見たことのない、非常
にハジけたその姿が印象的だった。
 終演後、桜の美しい小さな店で、音楽事務所の人、
レコード会社の人、雑誌社の人と飲む。
 サッカー。日本vsポーランド戦のキックオフに間
に合わせて、新宿のホテルに12時に戻る。前半10分
の中田の先制ゴール以降の記憶がない。



2002 / 3 / 26 ( tue )
曇りのち晴れ


 朝一番の飛行機で久米島へ。午前中、島のホテル
を2つ取材して、那覇へ戻る。午後那覇市内のホテ
ルをさらに2軒回る。終了後、ショーロクラブのレ
コーディングに行く。

2002 / 3 / 25 ( mon )
曇り



 午後、本部のホテルを取材して、北谷のアジマァ
スタジオへ。ショーロクラブの音楽と平良とみさん
の語りを中心にした、沖縄のコンピレーションアル
バムのレコーディングを見学に行く。着くととみさ
んが録音中。最前列で聴かせてもらう。「ちゅらさ
ん」のナレーションを思い出す、心地よい語りをし
ばし堪能する。
 それが終わると間を置かずに、古謝美佐子さんが
現れる。ショーロクラブと一緒に「童神」を録る。
ギター、コントラバス、バンドリンをバックに聴く
「童神」はまた格別であった。




2002 / 3 / 23 ( sat )
曇り



 午前中、リザンシーパークホテル谷茶ベイの取材。
午後、タワーレコードで、アイルランドの人気バン
ド、ザ・チーフタンズの結成40周年のベストアルバ
ム「THE WIDE WORLD OVER」を買う。20曲入り。様々
な豪華な共演が目をひく。シンニード・オコナー、
ザ・コアーズ、ジョニ・ミッチェル、ヴァン・モリ
スン、スティング、矢野顕子、エルビス・コステロ、
ザ・ローリングストーンズetc。とにかくすごい顔
ぶれだ。しかり、どんなに世界的に有名なミュージ
シャンが相手でも、このオッサンたちの演奏は変わ
ることはない。あくまでザ・チーフタンズのままだ。
一方の共演者たちも一流のミュージシャンだから、
そんな強烈な個性に囲まれても、呑み込まれること
はない。そこで起こる闘いが新たな音楽の地平を生
み出している。中でもチャイニーズアンサンブルと
の共演は面白かった。中国民謡なのに見事にアイリ
ッシュ。アイリッシュなのに中国民謡。このアルバ
ムの中に1曲、沖縄のミュージシャンとの共演が入
っていても面白かったのにと思う。確か(新良)幸
人は、(我如古より子さんも)彼らと共演したこと
があるはずだ。
 サッカーのない週末は、退屈である。




2002 / 3 / 22 ( fri )
曇り、夜雨



 朝からホテルの取材4軒。ラグナガーデンホテル、
沖縄ハーバービューホテル、かりゆしアーバンリゾ
ート那覇、ホテル日航那覇グランドキャッスルと回
る。どこも満室なのだそうだ。だが、単価は安くて
売上はそれほど上がらないのだとか。4月から値段
が上がって果たして客が来てくれるのか、というの
がリゾートを含めた沖縄のホテル業界の目下の悩み
らしい。このことはホテルに限らないと実感する。
 午後4時、パレットくもじ1階のJTプラザで、リ
スペクトレコードの高橋さんも同席して、琉球アン
ダーグラウンドのキース・ゴードンに会う。ユニッ
ト名と同名のアルバムを27日にリリースする彼は、
イギリスの出身。アメリカ出身のジョン・テイラー
と、このアルバムを作った。内容は、沖縄民謡をサ
ンプリングして、ハウスのリズムにブレンドしたも
の。ヨーロッパで試みられているアジア音楽とクラ
ブミュージックのブレンドを沖縄音楽で試みたわけ。
おそらく民謡の歌い手の人たちのスタンスは、変わ
らないと思う。ただ、例えば琉球グラウンドの手に
音を委ねることで、その歌は違った形で大きな広が
りを見せるんじゃないだろうか。
 月曜日から、平良とみさんの朗読に、ブラジル音
楽のショーロクラブをフィーチャーしたレコーディ
ングが行なわれるとの連絡。古謝美佐子、大島保克
らも参加予定とのこと。沖縄+ブラジルで、どんな
アンサンブルが聴けるのか楽しみ。




2002 / 3 / 21 ( thu )
曇り時々雨



 パレットくもじの屋上で、映画「ホテルハイビス
カス」のオーディション。今日が、日本代表vsウク
ライナ代表の試合(もちろんサッカーです)の日だ
とは、仕事を引き受けてから気づいた。残念無念。
中江は、ビデオで予約したという。ちょっとムカつ
く。
 ザ・オーディション。応募はなんと3100人からあ
ったそうだ。書類選考を経て残ったのは、1500人。
今日はそのうちの160人が集まる。160人一度に会う
わけではなくて、直接の面接をするのは5人ずつだ。
朝11時に始まって午後8時頃まで続く。僕は今日だけ
だが、このオーディションは4月中旬まで続くとい
う。気が遠くなるような作業だ。
 サッカーの結果は、「ニュース23」で知る。勝っ
たとはいえ「1-0」では、ちょっと納得いかない感
じだ。オンエアをしていた放送局だけに「快勝!」
ということを強調していたが、全然そうは見えなか
ったという人も多いと思う。




2002 / 3 / 20 ( wed )
3月20日(水)
晴れ



 8時前に目が覚める。朝飯後、カメラマンKが撮影
をしている間に、池のそばでアヒルや孔雀に自動販
売機で買ったエサをやる。はいむるぶしは、こうい
った鳥が放し飼いにされている。部屋の前を孔雀が
歩くのはあたりまえの光景だ。池では水牛も遊んで
いる。そんなリゾート気分もつかの間、はいむるぶ
しを後にして、石垣全日空ホテル&リゾ−ト経由で
空港へ。昼飯は当然八重山そば。しかし、ここのそ
ばはちょっとイメージする八重山そばとは違ってい
た。昼過ぎの飛行機で宮古島へ飛ぶ。宮古東急リゾ
ートとホテルブリーズベイマリーナを取材。最終便
で那覇に戻る。
 午後8時30分。映画「ホテルハイビスカス」(監
督:中江裕司)のプロデュ−サ−新井さんと打ち合
わせ。明日からのヒロインのみいこ役のオーディシ
ョンの手伝いをお願いされているのだ。帰宅後、原
稿も書かずに眠る。




2002 / 3 / 19 ( tue )
晴れ



 睡眠時間3時間で那覇空港へ。カメラマンKと始発
で石垣島へ。ホテルの取材。石垣全日空ホテル&リ
ゾート、ホテルサンシャイン、フサキリゾートビレ
ッジ、石垣シーサイドホテルを回り、最終の船で小
浜島のはいむるぶしへ。回っているのは、リゾート
ホテルばかりなのに、分刻みのスケジュールで、と
てもリゾ−ト気分にはなれない。
 夜、初めてつちだきくおさんのロビーコンサート
を聴く。これは、彼がはいむるぶしのロビーで連夜
行なっているコンサート。追加で沢山のイスが並べ
られて、多くの聴き手に囲まれてのステージ。アコ
ースティックギターと三線が心地よく響き、島のエ
ピソードを語る語り口は、聴衆の心に風を送りこむ
ようだ。結構、心から感動した。アウエイの那覇で
聴くのとは全然違った感じ。ホームの余裕か?
 終演後、ホテル内の泡盛バーで、広報で写真家
の北嶋さんを交えて4人で飲む。ここでもカメラマ
ンKは、熱く熱く語るのであった。求人情報誌で書
いてもらっていた「小浜島通信」というつちださん
のコラムを一冊の本にするために、何となく思い描
いていたことを話す。





2002 / 3 / 18 ( mon )
曇り



 カメラマンKと、ホテルの取材。残波岬、サンマリ
ーナ、ムーンビーチ、サンコースト。27日からの東
京行きのチケットを宜野湾の旅行会社に受取りに行
く。本当にこの紙で飛行機に乗れるのか?というく
らい、お粗末なクーポン券をもらう。
 帰りがけに近所のスーパーで買い物。レジそばの
マガジンラックにSMスナイパーを発見。誰が買うん
だ?
 明日は、八重山のホテルの取材で、小浜島に一泊。
明後日、宮古島経由で戻ります。




2002 / 3 / 17 ( sun )
晴れのち曇り



 午前中、ほぼ1万字インタビュー終了。午後は、
サッカーを見ながらできる仕事をダラダラとやる。
Jリーグの土日開催が嬉しい。神戸vsガンバ大阪。
神戸のスリートップ、カズ、城、播戸に右サイドの
岡野がからむ、何か非常にわかりやすい攻撃パター
ンが面白い。
 来週、27日、ソウルフラワーユニオンの事務所を
訪ねることになった。本当に実現するんだろうか?
景気づけに彼らの最新作「スクリューボールコメデ
ィ」を流す。





2002 / 3 / 16 ( sat )




 ホテル取材。ルネッサンスリゾート・オキナワ、
万座ビーチホテル、そして再度ルネッサンスリゾー
トに戻る。万座も先日に続いて2度目なのだが、ど
ーしてこういうことになるのかというと、とにかく
客室がいっぱいで、うまいタイミングで、撮影用の
部屋を準備してもらうのが難しいのである。そうい
うわけで恩納村を北へ南へ走って、本日の予定を終
了。ルネッサンスリゾートでカメラマンKと、バイ
キングの昼メシ。久しぶりのまともな食べ物に満足
する。
 昨年末、ライブをやった大澤誉志幸の新譜「Nova
-Bossa-nova」が届く。これはブックレットCDとして
発売されているもので、CDには新曲6曲を収録。
「はなまるマーレット」のエンディング曲にもなっ
ている「君のいないソファ」も収録されている。ア
ルバムのタイトルの通り、ここ数年はボサノヴァに
傾倒していたそうだ。同封されていた資料で知った
のだが、ボサノヴァという言葉に、「新しい傾向・
流行」とか「新しい才能」なんていう意味があった
なんて知らなかった。
 夜、FC東京vs横浜Fマリノス。後半からテレビで
みる。ワールドカップも近いせいか、選手のモチベ
ーションというやつもかなり高く、後半になっても
運動量があまり落ちない。横浜が先制するもののロ
スタイムに東京が追いつき、延長もノーゴールで引
き分け。常に線の細い印象のある中村俊輔(横浜)
が、今日はとても骨太で動きもよくたのもしく見え
た。
 眠くなるまで原稿を書く。某アーティストこと宮
沢和史の、ほぼ1万字インタビューの最終稿。結局
睡魔には勝てず、明日に持ち越す。



2002 / 3 / 15 ( fri )




 長く降らないと気になるが、降ったら降ったで鬱
陶しい雨。朝からホテルの取材。ザ・ブセナテラス、
かりゆしビーチリゾート恩納、JALプライベートリゾ
ートオクマ。午後7時、終了。午後10時過ぎオフィ
スパーシャのSさんが、アコースティックMの6年ぶ
りの新作「TWO OF US」のサンプルを届けてくれた。
4月4日の発売だが、店頭には少し早めに並ぶと思
います。
 以下は、そのプレスリリースの原稿。必要な方は
コピー&ペーストで、ご使用下さい。


アコースティックM、6年ぶりのニューアルバム。
Acoustic M / TWO OF US
アコースティック・エム / トゥー・オブ・アス

発売日:2002年4月4日
品番:ACMS-0001
価格:2800円(税抜価格)
●全11曲収録
●Total Time46分22秒

■収録曲
1.ダイヤモンド 2.It's All Right
3.Harry Meets Sally 4.Home 5.ひとり月
6.Soulful Night7.Hey Let Me Get You Darlin
8.We've Got a Passion 9.Help Me
10.Love song 11.星の人

アコースティックM:知名勝(G)・知名ますみ(Vo)

アコMの新たな1ページを開く。

 精力的なライブ活動を展開しているアコース
ティック・デュオ、アコースティックM。「TWO
OF US」は、その6年ぶりのニューアルバム。
 アコースティックMは、ロックバンド、コズミ
ックカンパニーで活躍していた知名勝(G)とます
み(Vo)が、バンド解散後の1989年にアコーステ
ィック・スタイルでの活動を開始。92年にアコ
ースティックMとして、シーンに登場した。96
年には1stアルバム「PEACE OF MIND」を発表。
デュオとして活動を展開する一方で、様々なス
タイルのステージを作り出している。

ギターとボーカルの原点に帰る。

 今作「TWO OF US」は、サウンド的には原点
に戻った。ギターとボーカルの2人で出来るこ
とを基本に、最低限の音で作られている。ダビ
ングも必要最低限で、全編にシンプルなアコー
スティックサウンドが展開されている。
「ギターに関しては、遊び心たっぷりに楽しみ
ながら弾けました。初心に戻って、とにかくギ
ターを弾くのが楽しくてしょうがなかったです
ね」。勝が語る通り、様々に表情を変える作品
は、シンプルな音作りながら、非常に豊かで楽
しい響きを含んでいる。
 アコースティックというと、フォークを連想
する人も多いかもしれない。しかし、アコース
ティックMのサウンドは、フォークから一番遠い
場所にあるようだ。ギターは伴奏ではなく、ギ
ターとボーカルを互いに生かすために音のあり
方が入念に模索されている。また、パーシャク
ラブの上地正昭のミックスが、アレンジにおけ
る音作りの部分ををさらに際立たせている。少
し前に勝が参加したアコースティック・パーシ
ャのレコーディングが、いい形で、今回のアル
バムにも影響を及ぼしているようだ。

収録曲の半数をますみが作曲。

 前作では、すべての曲を勝が書いたが、今回
は、ますみがほぼ半数の5曲を書いている。
「これまでは、曲を先にもらって詩をつけてた
んですけど、詩とメロディーを一緒に作ったり、
詩を先に作ったりということがやりたかったん
です。勝の曲には、雰囲気とイメージを聞いて、
詩をつけるんですが、自分で曲を書くとメロデ
ィーも一緒に出てくることが多いですね」(ます
み)
「ますみの曲は俺が作れないタイプのものばか
りです。ボーカリストだからこそ作れる曲とい
う感じがして面白いですね」(勝)
 収録された作品は、ラストを飾る「星の人」
以外は、ライブで披露されてきた作品ばかりだ。
曲を完成させる一つのやり方として、ライブで
練り上げていくことも多いという。
「毎回のライブ演奏で、ベーシックな形のまま、
テンポや弾き方を変えたりアイデアを加えたり
して、様々なパターンを楽しみながら試す中で、
最終的によりよいアレンジにたどりつくんです」
(勝)。今回の音もライブで再現できるようなシ
ンプルなものばかりだ。「It's All Right」、
「Help Me」の2曲では、ますみのピアノも聴くこ
とができる。

 シンプルなサウンドながら、仕上がりは全体に
ポップ。アコースティックMの新たな1ページを開
く、作品が誕生した。



2002 / 3 / 14 ( thu )
雨のち晴れ


 4時に寝て6時半に起きる。朝から久しぶりの雨が
降っている。8時過ぎの出発前にもう1本原稿を書く。
今日から来週いっぱい30軒以上のホテル取材が続く。
9時半にナハテラスからスタートして、ホテル日航ア
リビラ、万座ビーチホテルと続く。どこもほぼ満室
という状況。テロ以来続いてきた辛い状況も、ここ
にきてようやく回復してきたらしい。
 小浜島のつちだきくおさんに電話を入れる。求人
情報誌アルパでの連載エッセイが3月いっぱいで終了
することを改めて連絡。このエッセイはおそらく150
編近くになっている。できれば1冊の本にしましょう
と話す。つちださんのベストアルバムは4月上旬に出
るらしい。
 新しいライブの話が3つ。一つはつちださん。6月
11日か12日に。それと、おおたか静流さん。何とな
く夏頃までにできればと現地マネージャーとメール
でやりとりする。もう一つは去年末に沖縄で十数年
ぶりのライブをやったアーティスト。
 午後遅い時間から青空がのぞく。カメラマンKは
「午後4時のバカッ晴れだ」という。業界用語だとい
うが、そんなの初めて聞いたゾ。




2002 / 3 / 13 ( wed )
晴れ


 午前1時に目が覚めて4時までパソコンに向かう。
一旦眠って、午前7時半に起きる。原稿をはじめ雑
用をもろもろ。夕方、ナハテラスで打ち合わせ。
その後、家に戻ってずっと原稿を書く。結局眠った
のは午前4時だった。


2002 / 3 / 12 ( tue )
晴れ



 朝、山口を空港へ送る。車の中でソウルフラワー
ユニオンのライブを沖縄でやりたいのだという話を
すると、午後に山口から嬉しい電話が届く。もしか
するともしかするかも。
 夕方からほんの1時間のつもりで眠る。起きたの
は午前1時だった。ど〜する?


 

2002 / 3 / 11 ( mon )
晴れ



 宜野湾K-mindで、山口洋のソロライブ。
 ライブの前に越智望さんのビデオ作品「The Answer
is no answer」が上映される。ヒートウエイブの蔵
王でのレコーディング風景を収めたドキュメンタリ
ー作品。静かなる説得力をもつ映像だ。
 ライブは、心から素晴らしいと思えるものだった。
前半はソロで、後半はバタフライコレクターズの2人
が入ってバンドで演奏してくれた。永山毅(バタフラ
イ)は、バンドで山口の作品を聴かせたかったと話し
ていたが、実際に3人の演奏にはかなりの説得力があ
った。3人で音を合わせたのは、開演前の1時間足ら
ずだったが、バンドが送りだすグルーヴは実に心地
よかった。終演後の客席の高揚した気分が改めてそ
う感じさせてくれた。
 午前3時まで、松山の海遊亭にて打ち上げ。それ
にしても夜の松山。客引きの数の異常な多さに驚か
される。おそらくその密度は歌舞伎町以上だろう。




2002 / 3 / 10 ( sun )
晴れ



 「どんと映像祭」最終日。3日間のうちで最高の
入場者で締めくくる。照屋政雄さんの存在感には多
くの人が驚かされたに違いない。映画「ホテルハイ
ビスカス」で大ブレイクということになるかも。
終演後、撤収が終わったのは12時を過ぎていた。空
腹を抱えつつ一人、辻のステーツサイズへ。ステー
キを喰らう。




2002 / 3 / 9 ( sat )
晴れ時々曇り


 午後2時、空港へ。「どんと映像祭」本日のゲスト、
山口洋&マネージャーH氏を迎える。車に乗るなりの
山口の第一声「沖縄は羽振りがよさそうに見える」。
先週行った函館の街は寂れまくっていたのだそうだ。
函館だけじゃなく、日本の多くの地方都市は多かれ
少なかれそんな感じだと思う。我が故郷佐世保の廃
れ方も相当なものだ。
 立派な空港に完成間近のモノレール、渋滞…。確
かに那覇の街は活気づいて見える気もする。でも、
それは表面的なもということをほとんどの人は気づ
いていると思う。多くの公共事業はバラ巻き型で、
経済はそれがないと立ち行かない。まるで何かの中
毒みたいだ。観光にしても、ツアーの値段を下げれ
ば人は来てくれるかもしれないが、一度安い値段を
覚えてしまうと元の値段に戻すのは至難の業だ。あ
らゆることが目先の辻褄をあわせるだけで進んで行
く。そのツケは、いつかきっと払わされるのだろう
と思う。
 山口洋をゲストに迎えての「どんと映像祭」2日
目。山口&小嶋さちほの2人による完璧なリハーサ
ル。小嶋さん曰く「録音しとけばよかった」。しか
し、本番はリハーサルとはまったく違ったものに。
昨日登場した元ローザ・ルクセンブルグの玉城宏志
さん、ドラムの大島さん、客席からディンカドゥン
クのメンバーのマカハさんがジャンベで登場。全く
予測のつかないスリリングな展開に、舞台の上の山
口洋は笑いっぱなしだった。
 終了後、栄町ボトルネックへ。2時過ぎまで盛り
上がる。






2002 / 3 / 8 ( fri )
晴れ



 「どんと映像祭」初日。朝10時過ぎにリウボウホ
ールへ。
 生前、どんとさんが主催するイベントは、常に限
りなく手づくりに近いものだった。無駄なお金は一
切使わず、自前でできるものは自前でやるという方
法。(目先のことしか見ずに税金の無駄遣いばかり
する輩は、見習うべきだ)
 そんな考え方は小嶋さちほさんにも受け継がれて
いて、今回もそれぞれがそれぞれの立場とやり方で、
イベントを作っていく。写真家の佐志素子さんは、
昨夜の続きで写真の展示を。タタバザールの根間辰
哉さんは、ステージを彩る布を張ってくれた。宣伝
に協力してくれた人も多い。ゲストの多くもボラン
ティアだ。これも、どんとさんの人徳のなすところ
だろうか。お昼すぎ、ビデオプロジェクターが復旧
した。
 THE LIVE。
 ゲスト1番手は喜納昌吉さん。「花」を歌ってく
れた。2番手は、玉城宏志(G・Vo)、小嶋さちほ(B・
Vo)、サイケ魚のドラム大島さんの「ローザ・ルク
センブルグ」スペシャルユニット。バックには、ロ
ーザ時代のライブの映像が流れ、「フォークの神
様」、「橋の下」などが演奏されて、最後は総立ち
に。



2002 / 3 / 7 ( thu )
晴れ



 朝から原稿を書く。時々、切羽詰まった時の集中力
は自分でもすごいと思うが、同時に切羽詰まらないよ
うにする努力が足りないとも思う。そして切羽詰まっ
た状態はまだまだ続く。
 いよいよ明日から「どんと映像祭」。午後2時過ぎ
に出かけて小嶋さちほさん宅で明日使う荷物を受け取
って空港へ。元ローザ・ルクセンブルグのギタリスト
玉城宏志さんをピックアップする。面識もなく、ギタ
ーも持ってこないということだったので、うまく会え
るのか心配だったが、そのロックな雰囲気ですぐにわ
かった。
 夕方からリウボウホールで、ロビーのセッティング。
ロビーではカメラマン佐志素子さんの写真展を行なう。
それまで見たことのない、どんとのロックな姿の写真
が次々に飾られていった。場内では機材のトラブル。
明日も午後6時の開場時間まで、宿題が山積みのようだ。




 

2002 / 3 / 6 ( wed )
曇り



 風向きが変わって急に冷える。でも、考えてみれ
ば昨日までの陽気が変だった。寒い時期にはきちん
と寒くなってもらわないと、夏のありがたさが薄れ
てしまう気がする。それにどんよりと薄暗くて風が
強いアイリッシュウエザー(とは言わないかもしれ
ないけど)も好きだ。
 大島保克さんのプロモーションを終えて、中川正
子さんの写真集「旅の響き」を買おうとリウボウの
文教図書へ。先日尋ねた時は、4日に3冊入ると聞い
ていたので、まだあるかなぁと思っていたら、売り
切れていた。家への帰り道、ブックボックスの牧港
店に寄る。以前の雑誌コーナーが、回転寿司屋に姿
を変えていた。何か事情があるのかもしれないが、
売場を狭くして売れる本と雑誌しか置かないという
のはとても残念だ。これがこの本屋の方針だとする
と、あまりに貧しい気がする。でも、新刊本のコー
ナーに1冊だけ「旅の響き」を見つけた。





2002 / 3 / 5 ( tue )
晴れ、夜一時雨



 午前中、昨日から続く取材のリサーチでつぶれる。
午後1時前、那覇市松山のホテルタイラで、大島保克
さんとビクターのショージさんと合流。昨日に続いて
プロモーションへ。途中、ラッフルズカフェで、自分
が担当する雑誌用に話を聞く。
「今回は、僕が目指すもの、民謡がベースにあってオ
リジナルを作る流れというのができたと思います。島
を離れて13年。一回りしてようやく新しい形で沖縄の
唄に取り組めるようになった」とのこと。
 先日、カメラマンの中川正子さんに教えてもらった
穴場ポイントで撮影する。
 午後9時、栄町ボトルネックで、ワンダー編集長シ
ンジョーカズヒロさんと待ち合わせる。これも一応大
島さんの取材。時間が時間だけに、酒を飲みながらの
雑談に終始する。宮古島の話に花が咲く。途中、トタ
ン屋根を叩く雨が降る。
 午前1時半。帰宅後、先日取材した某ミュージシャ
ンのインタビューのテープ起こしを終える。



 

2002 / 3 / 4 ( mon )
晴れ


 7時前に目覚ましをかけていたが、起きたのは9時
前だった。午前中は、来週からの取材のリサーチで、
ホテルに電話をかけまくる。
 午後2時。パレットくもじの前で、大島保克さんと
ビクターのショージさんと合流。今日から3日間4月
24日に出る、「島時間〜Island Time〜」の沖縄プロモ
ーションツアー。雑誌とラジオの収録を合計4本こな
す。どこに行っても、このアルバムの評判は上々だ。
「売れろ!」と思う。
 途中、EPOさんから、電話が入る。「さとうきび畑」
をシングルで出すことになったとのこと。彼女が東芝
時代に出した「UVA」という2枚組のアルバムに入って
いる音源。カップリングは「音楽のような風」。発売
は3月27日だそうです。
 2人と別れ、夜8時、恩納村でのアポイントのため
に車を走らせる。ラジオがつまらなかったので、カー
ステに入りっぱなしのテープを再生する。スピッツの
「ハヤブサ」というアルバム。壊れて2年近く取りだ
せないままだ。好きなアルバムだからいいけど。この
タイトル曲のフレーズの一部に強く反応してしまい、
その部分だけ何度も巻き戻して聴く。

  今は振り向かずハヤブサ
  グズと呼ばれても笑う
  そして君を自由にできるのは
  宇宙にただ一人だけ


2002 / 3 / 3 ( sun )
晴れ



 清水エスパルスvsヴィッセル神戸。カズ、城、播戸
という神戸の3トップは魅力的だ。これに右サイドの
岡野が加わって、かなり攻撃的な展開。しかし延長V
ゴールで負ける。でもとても面白いゲームだったので、
全然負けた気がしなかった。昨日のFC東京もそうだっ
たが、リスクをおかしてでも前に出てくる攻撃的なサ
ッカーはゲームの展開も早いし実に楽しいと、改めて
思う。勝たなきゃしょうがないけど、見てる側からす
ると、やっぱり面白い。こういうゲームを見せられる
と、野球なんてどうでもいいっていう感じになるから
不思議だ。
 「ホテルハイビスカス」を買う→読む→涙。余計な
ものが一切なく、ただむき出しで生きるために生きて
いる登場人物の姿に心を打たれる。ありがとう仲宗根
みいこさん。




2002 / 3 / 2 ( sat )
晴れ

 Jリーグ開幕。まるでサッカー界のジャイアンツの
ような、鹿島アントラーズがFC東京に2-4で惨敗。
新興のチームがビッグクラブを破るという気持ちの
いいゲーム。
 夕方、コザへフライヤーを巻にいく。「中古レコ
ード69」、「ボイデン」、「RAG TIME」、
「HIDE AWAY」、「FUJIYAMA」、「AL'S PLACE」な
どを回る。週末ということもあるのか、早い時間に
もかかわらず、どこも結構な人で賑わっていた。
 アイリッシュパブ「モリガンズ」へ行こうとパー
クアベニューを歩いていると、モリガンズにいたマ
ーティン(名前は違ったかも)にバッタリ。アイリッ
シュの彼は、モリガンズから独立して自分でアイリ
ッシュパブを始めていた。場所はモリガンズの並び
で、少し国道寄りのところ。一昨年の「竜宮の宴」
以来の再会をよろこぶ。3月17日は、アイリッシュ
にとっては、非常に大切な、セント・パトリック・
デー。15日から連日パーティーをやるらしい。是非、
生のギネスを飲みに出かけようと思う。
 帰りがけ、胡屋の十字路近くに出来た、シアトル
コーヒーヤーに寄る。予想以上にガラガラだった。
スターバックスにしてもそうだが、この手の店は、
慣れるまで注文の仕方が難しい。そのためか店員の
方もまだ要領を得ない感じがした。年内にスターバ
ックスも沖縄に入るらしいが、この店の様子を見て
いると、この手のコーヒーショップがどれだけ沖縄
で支持されるのかちょっと疑わしいかも。私は断然
支持しますが…。


2002 / 3 / 1 ( fri )
晴れ。


 午前中。広告のゲラを持って首里城へ。首里高校の
前を通った時に、今日が高校の卒業式だと知る。僕が
高校を卒業したのは19年前、だから沖縄に来てから19
年になる。卒業式の4〜5日後に大学の2次試験が控
えていたので、卒業式の印象は非常に薄い。それより、
その後に受験でやってきた琉球大学のキャンパスのあ
まりの殺風景さと、高校の先輩に連れられて行ったジ
ャッキーステーキハウスの近くで、おばちゃんにブル
ーフィルム(と当時は言っていた)をすすめられたこ
とをよく覚えている。
 お昼前。タタバザールまで用があって、国際通りを
歩く。そこで感じた「国際通りで不愉快なものベスト
3」。
 第3位。歩きながらの喫煙。あんな人込みでタバコ
なんか吸われるのは、危ないし、とにかく迷惑。灰と
か吸い殻を道端に捨てる輩も、こういう奴に多い、と
思う。
 第2位。お米のアクセサリー屋の呼び込み。大抵若
いおねえちゃんだが、口のききかたを全く知らない。
いきなり「ちょっとぉ〜」とか言われて、初めての時
は何か因縁をつけられているのかと思った。かなり不
愉快。松山あたりのキャバク(行ったことはない)の呼
び込みの方が、ずっとスマートな気がする。
 第1位。松尾某所のお土産屋。狭い国際通り、その
お土産屋は、3m足らず(目測)の幅しかない歩道に約
1m分くらい商品を並べ、車道側にはベンチを置いて
いるのだ。さらに道の真ん中に呼び込みの兄ちゃんが、
店に手を向けて立っている。人通りの多い場所にもか
かわらず、その流れがここでせき止められてしまう。
通りを狭くして人の流れを遅らせて、その流れを店に
呼び込もうというのが実に見え見え。まるで「松尾ダ
ム」とでもいった感じだ。
 午後5時。Sophiaというバンドのボーカリスト松岡
充さんに、自宅から電話でインタビュー。彼は月曜9
時のドラマ「人にやさしく」(フジテレビ系)にも出演
中の話題の人。電話だと相手の表情がわからないので、
話をしにくいところもあるが、誰かが口をはさんだり
ということがないので、少々聞きにくいことも聞ける
という利点もある。
 すごく頭の回転のいい人というのが彼の第一印象。
こちらから上げたセンタリングが少々ズレていても、
確実にゴールをGETしてくれるという感じ。絶妙なス
ルーパスが、どんどん決まるような感じで話は弾んだ。
このインタビューは、「おきなわ倶楽部4月号」に載
る予定です。
 夜、「地獄の黙示録」をみに行く。



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